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「ゴースト・イン・ザ・シェル」を成田IMAXで観てきました。 [映画・ゲーム・ブルーレイ・オーディオ]

せっかく成田まで行くので、同時上映されている「ゴースト・イン・ザ・シェル」も見てきました。
トレイラーを見る限りでは、かなり期待が持てます。
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スカーレット・ヨハンソン主演です。
さすがでしたね。
「擬態化」がテーマの映画ですが
脳以外の部分が機械になった主人公を、リアルに魅せてくれました。
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これは、パンフレット裏面。
前半に出てくる「ゲイシャロボ」です。
トレーラーでも見ることができて、かなりいい感じです。

前半では、未来の都市の様子もCGを駆使して、カッコよく見せてくれます。

・・・が。
脚本が未熟な感じがしました。

なぜか、制作に4人、特別制作に2人、脚本が3人も名を連ねています・・。
そして、映画冒頭で流れる制作会社のロゴはほとんどが見たことがない会社・・・・。
なんだか嫌な予感が・・

予感は的中・・・。

後で見たパンフレットにも書いてありますが
映像にかなりこだわりを持って制作したようです。
よって、「映像は凄いけど、話がね・・・」といった結果に・・・。

このゲイシャロボも冒頭にしか出てきません。
ストーリーは主人公の生い立ちにスポットを当てたものになっているのですが
中盤でそのすべてに予測がついてしまい、その後の展開も予測通り
なので、飽きてしまいました・・。
「凄い映像」も何度も出てくるので・・。
たしかに、今までアニメでしか再現できなかったものを
実写で再現したのは凄いんです。
でも、それでは「映画」としては成り立ちません。
きちんとしたストーリーがあってこそです。
また、著名な俳優はスカーレット・ヨハンソンを含め2名のみで
ストーリーを引っ張れていません。
また、9課と称される舞台には仲間が沢山いるのですが
活躍するシーンがほとんどありません。
相棒も爆発に巻き込まれて、目を擬態化して
熱感知やレーダーの機能を持つわけですが
それを使って活躍するシーンが描かれていません。

多分、予算がない
んでしょうね。

ストーリーの重要な部分である適役のキャラも
比較的前半で「もしかして?」がわかってしまいます。
また、後半の部分で彼は戦うこともありません・・・

映像としては凄かったのですが、映画としては・・。
かなり残念な感じでした。

中盤で「これからこうなるんだろうな」の通りになり
緊迫感とかありません。
前半が内容が濃いだけに、余計に尻すぼみ感が・・。

トレイラーで長々と公開されている冒頭部分がすべてでした。

追記です。
あとから、昔のアニメ版をちょろっと見てみたのですが
そっくりなシーンが沢山ありました。
むしろ、それらのアニメの再現、といった作品なのですね。
とにかく、制作にも脚本にもたくさんの人が名前を連ねているので
がんじがらめだったのかもそれないですね。
そもそも20年以上前の作品ですから、やはり大幅な変更が必須だったのでは。
攻殻機動隊を元に新たなストーリーを展開していたら、素晴らしい作品だったのでは。

今回のコングも、新たな解釈になっています。
これがもし、「やはりニューヨークへ連れていかれて、エンパイアステートビルから転落、絶命」
という悲劇的展開であったなら、面白くない作品になっていたのではないでしょうか。

ゴースト・イン・ザ・シェルでは
日本側制作サイド(メーカー?)が「譲らない部分」がかなりあったのかと思われますね。
アニメシーンの再現度は非常に高いです。
なぞってみても面白い作品はできあがりませんね。


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「KONG」を成田IMAXで観てきました [映画・ゲーム・ブルーレイ・オーディオ]

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これは、成田で観ておいた方がいいだろということで
久しぶりの成田IMAX。
木場の近さに慣れてしまったので、
船橋に住んでいる自分でもちょっと遠かったですね。
で、成田IMAX。
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やはり、成田IMAXは「けた違い」でした。
(って、毎回言ってる笑)
やはり、縦14メートル、横24メートルのスクリーン。
右端の画面をみるには、首を回します。
その動作が、「見ている」から「体験している」に変わるわけです。
そして、コングはまさに見上げるような大きさでした。
さらに、そのスクリーンサイズからくる、左右のスピーカーの距離感。
画面内を右端に移動したものは、音もはっきりと右へ移動します。
これも「見る」から「体験」に変わる要素です。
後ろのサラウンドスピーカーも巨大なので
回り込み感も凄くて、これも「体験」となります。
4DXのように、座席を揺らさなくても十分体感できます。
そして、成田IMAXのサブウーファーは鳴るポイントが低いので
まさに地響きとなります。
そして、天井の高さからくる絶妙な残響音。
まさにこれこそがIMAXサウンド。

そして、コング。
とても良かったですね。
ただ凄い、だけではなく、脚本もしっかりしていました。
戦争や、人間が行ってきた自然破壊へのメッセージも含まれていました。
そして、怪獣が出てくるシーンは、容赦ないです。
ヘリコプターによる攻撃なんかでは、びくともしません。
俳優も揃えているので、人間のドラマの部分もしっかりとしていて
思い入れができます。

サミュエル・L・ジャクソン。
やはり凄い俳優さんですね。
最近ではアヴェンジャーズにフューリー長官のイメージがありますが
ここでは、狂気を帯びた隊長役を好演していて、ストーリーを盛り立てています。

カメラワークも斬新でした。
かつ、地獄の黙示録、プラトーンに敬意を表した場面などもありました。

ストーリーも伏線の張り方がうまく、納得のいく展開となっています。
全てにおいて、きっちりとまとまった映画でした。

21日から美女と野獣が始まるので、上映は20日までですが
未見のかたは、ぜひ大きなスクリーンの音が良い映画館でご覧になってください。

・・・余談ではありますが。
成田IMAXでは21日から、美女と野獣の1本のみ上映になるようですが、
美女と野獣って、わざわざIMAXで観る必要があるんですかね?
というより、通常より高いIMAX料金で観る人ってそんなにいるんですかね??

むしろ、大画面向きのコングをゴールデンウイークに向けて上映していた方が
興行成績が良くなりそうですが・・・。


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「シン・ゴジラ」ブルーレイ [映画・ゲーム・ブルーレイ・オーディオ]

出演している俳優たちのメイキングやNGシーンが面白いという評価があったので
買ってみました。
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本編DISCは視聴中です。

家庭の「テレビ画面」で観る分には、「良くできたドラマ」という印象です。
もちろん、映画館でも観ています。

やはり、庵野さんはテレビの人、なんでしょうね。
まぁとにかく、日本中の俳優をかき集めたドラマ部分は見ごたえがあります。
(前半のみですが)

これひょっとして、本当はエヴァを実写で撮りたかったんじゃないですかね?
でも、エヴァでは視聴する年代が狭いでの、興行成績も期待できず
映画会社からも予算が出ない。
そこで、ゴジラを主題とすることで映画会社から予算を引き出して
自分がやりたかったことをやった。
ということではないのでしょうか。
これ、エヴァだったら、これでもいいと思うのです。
アニメ版と比較しても、何もかもがそっくりですから。
エヴァだったら、新幹線爆弾も納得がいった気がします。
元がアニメですから。

ブルーレイで観ると、くっきりはっきり見えてしまうので
やはりCGがかなりしょぼいですね。
ゴジラの第一形態が上陸してくる際に、プレジャーボートが流されてくる描写がありますが
ボートがおもちゃの様です。

また、ブルーレイ化されて気が付いたのですが、音声は3.1なんですね。
映画館では、スピーカーがスクリーンの中にあるので気になりませんでしたが
家庭では、たいていセンタースピーカーは液晶テレビの前、画面よりも下に設置します。
そこからセリフのすべてが聞こえてくるのでとても違和感がありました。
人物が画面端にいても、声は真ん中から・・・。
この対策のためでしょうか、2.1音声も収録されています。
こっちの方が、比較的自然でした。

「こだわり」で昔のサウンドトラックを使用したと言われていますが
やはり、不自然な感じは否めません。

音声仕様は、昔のゴジラはモノラル音声だったので、それをなぞってと伝えられていますが
サウンドトラックと共に、こだわり?が上手くいっていないように思います。

昔の作品に敬意を表しながらも、最新のテクノロジーでの再現。
これが、いま求められている映画だと思います。
ゴジラはCGで再現したわけですし・・。

こだわるのでれば、ゴジラも着ぐるみにするべきだったのでは??


疑似がの
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