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「ゴースト・イン・ザ・シェル」を成田IMAXで観てきました。 [映画・ゲーム・ブルーレイ・オーディオ]

せっかく成田まで行くので、同時上映されている「ゴースト・イン・ザ・シェル」も見てきました。
トレイラーを見る限りでは、かなり期待が持てます。
IMG_20170419_132443.jpg
スカーレット・ヨハンソン主演です。
さすがでしたね。
「擬態化」がテーマの映画ですが
脳以外の部分が機械になった主人公を、リアルに魅せてくれました。
IMG_20170419_132453.jpg
これは、パンフレット裏面。
前半に出てくる「ゲイシャロボ」です。
トレーラーでも見ることができて、かなりいい感じです。

前半では、未来の都市の様子もCGを駆使して、カッコよく見せてくれます。

・・・が。
脚本が未熟な感じがしました。

なぜか、制作に4人、特別制作に2人、脚本が3人も名を連ねています・・。
そして、映画冒頭で流れる制作会社のロゴはほとんどが見たことがない会社・・・・。
なんだか嫌な予感が・・

予感は的中・・・。

後で見たパンフレットにも書いてありますが
映像にかなりこだわりを持って制作したようです。
よって、「映像は凄いけど、話がね・・・」といった結果に・・・。

このゲイシャロボも冒頭にしか出てきません。
ストーリーは主人公の生い立ちにスポットを当てたものになっているのですが
中盤でそのすべてに予測がついてしまい、その後の展開も予測通り
なので、飽きてしまいました・・。
「凄い映像」も何度も出てくるので・・。
たしかに、今までアニメでしか再現できなかったものを
実写で再現したのは凄いんです。
でも、それでは「映画」としては成り立ちません。
きちんとしたストーリーがあってこそです。
また、著名な俳優はスカーレット・ヨハンソンを含め2名のみで
ストーリーを引っ張れていません。
また、9課と称される舞台には仲間が沢山いるのですが
活躍するシーンがほとんどありません。
相棒も爆発に巻き込まれて、目を擬態化して
熱感知やレーダーの機能を持つわけですが
それを使って活躍するシーンが描かれていません。

多分、予算がない
んでしょうね。

ストーリーの重要な部分である適役のキャラも
比較的前半で「もしかして?」がわかってしまいます。
また、後半の部分で彼は戦うこともありません・・・

映像としては凄かったのですが、映画としては・・。
かなり残念な感じでした。

中盤で「これからこうなるんだろうな」の通りになり
緊迫感とかありません。
前半が内容が濃いだけに、余計に尻すぼみ感が・・。

トレイラーで長々と公開されている冒頭部分がすべてでした。

追記です。
あとから、昔のアニメ版をちょろっと見てみたのですが
そっくりなシーンが沢山ありました。
むしろ、それらのアニメの再現、といった作品なのですね。
とにかく、制作にも脚本にもたくさんの人が名前を連ねているので
がんじがらめだったのかもそれないですね。
そもそも20年以上前の作品ですから、やはり大幅な変更が必須だったのでは。
攻殻機動隊を元に新たなストーリーを展開していたら、素晴らしい作品だったのでは。

今回のコングも、新たな解釈になっています。
これがもし、「やはりニューヨークへ連れていかれて、エンパイアステートビルから転落、絶命」
という悲劇的展開であったなら、面白くない作品になっていたのではないでしょうか。

ゴースト・イン・ザ・シェルでは
日本側制作サイド(メーカー?)が「譲らない部分」がかなりあったのかと思われますね。
アニメシーンの再現度は非常に高いです。
なぞってみても面白い作品はできあがりませんね。


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