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LA LA LAND を木場IMAXで観てきました。 [映画・ゲーム・ブルーレイ・オーディオ]

このブログを読んでいただいている方はおわかりかと思いますが。
実は、「ミュージカル」はほとんど見ません。
いちいち「歌いだす」のがちょっと苦手で・・。

なので、スターウォーズⅥでイウォークの村で宴が始まって
みんなで歌いだしちゃうところとか、マトリックスの3だったかな?
なんか群衆が躍るシーンありますよね。
あと、アヴァターの祈りのシーンでもちょっと歌みたいな感じになります。
そこもちょっと苦手・・。

ということで、アカデミー賞ということでも見に行かないつもりでした。
ところが、普段覗いているブログの筆者がこれを見に行ったようで
やはり、その方も上記と同じ理由でミュージカルが苦手という方。

冒頭、いきなり「ミュージカル」の洗礼がありますよね。
そのあとも同居してる?友人たちが急に歌いだしちゃったり・・
その時点で、「やはり選択を間違ったか」と後悔の念にとらわれ始めていたらしいのですが
ストーリーが進むにつれて、エマ・ストーンのわざとらしさがまったくない演技に感服。
画面に引き込まれました。上映後、満足感と共に劇場を後にしました。ぜひ劇場でご覧ください。
とあったので、「おや?」ということで、足を運んでみたのです。

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「音」という点で、成田IMAXという選択肢もあったのですが
やはり、見易さと近さで今回は木場IMAXを選択。

で、本編。
シネマスコープサイズで始まります、とテロップが入ります。
冒頭の「ミュージカルシーン」は知っていたので覚悟はできています(笑)
ミュージカルは苦手といえども、「魔法にかけられて」や「ブルー」「ブルー2」は好きな映画です。
ここは、往年のミュージカル映画に敬意を表したシーンになっていて
まさに、アメリカの象徴、ハイウェイでの収録です。

ここで、二人の偶然の出会いが・・。
二人それぞれの、この後のシーンが描かれて
そして、ストーリーが交差します。
ここは、見事です。
かたや、ハリウッドの映画スタジオ内にあるカフェの店員で、映画スターを目指す女性。
かたや、ジャズをこよなく愛しながらも「仕事」として、いやいや既存曲を弾いているピアニスト。
それぞれが、将来の夢のために奮闘しています。

この映画を見ていて「これはジャズの映画」だなと感じていました。
アメリカの伝統的な文化であり、しかし近年ではポップスに押され衰退気味。
同じく、ミュージカル映画もほとんど制作されなくなりました。

映画の1シーンで「ジャズは衰退している。伝統にとらわれていてはだめなんだ。もっと新しいことを取り入れていかなければ。ジャズこそ未来なんだ」といったセリフがあります。
これはなかなかに説得力のあるセリフでした。
ちなみに、このシーンに出てくる「ジョン・レジェンド」はゴスペル出身の歌手のようで
グラミー賞をはじめとして、数々の賞を受賞している実力派シンガーだそうです。
それゆえに、歌は一級品。

ジャズのシーンでも黒人ミュージシャンが粋な音を聞かせれてくれます。

伝統的なものを扱った映画でありながら、手法としては新しいことを取り入れています。
映像も美しく、また情緒があります。
例えば、車が走り去るシーンでも、普通ならカットしてしまうだろうと思うほど
ずっと車が走り去る場面を映し出します。
それが、とても心に残るのです。
ワイドレンズを使った絵など、遠景シーンもふんだんにでてきます。
それらが、とても印象的です。
また、IMAXなどの大きなスクリーンで上映することを意識しているように思われます。

そして、主演の二人。
エマ・ストーンはいわずともですが、ライアン・ゴズリングもいい演技をしています。
ちなみに、ゴズリング、ブレイドランナーの新作で主人公を演じるようですね。

見終わってみれば、あっという間で、とにかくずっと「画面の向こう側の世界」にいったままでした。
ジャズクラブの映像の場面では、まるで自分がそこにいるかのように・・。

伏線の張り方もうまく、様々な場面でにやりとしてしまいました。

音楽や映画にたけている人ほど、楽しめる映画になっています。

今回はサウンドトラックを先に買って、聞いてから見に行きました。
買ったのは、44曲入りの「コンプリート版」
ほんとに、あのシーンやあのシーン、
ぎっしり詰まっています。

アカデミーを総なめしたのもうなずけました。
これは、ぜひ大きいスクリーン、良質な音声の映画館でご覧になってください。

そして、IMAXサウンド。
ジャズやミュージカルシーンでも、いかんなく実力を発揮していました。
やかましくなることなく、迫力のある音声でした。
トランペットの突き刺さる音は圧巻。
「ドカバキ」だけではなかったのです。
IMAX。

映画を見終えても、しばらくあっちの世界にいったままでした。
そして、心に何かを残す映画です。

映画らしい映画。

コングなどが始まってしまうのでIMAXでの上映は23日までかもしれません。
ぜひ、IAMXで見てください。
幕張新都心のJBLもいいかな?

ということで、ブレードランナー2049もあげておきますね。


この曲、たぶんトレイラーだけなんでしょうけど。
ヴァンゲリスのサウンドトラック、当時散々聞きました。
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