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「13 HOURS」ブルーレイ [映画・ゲーム・ブルーレイ・オーディオ]

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「マイケル・ベイ」監督作品。
今回はU.K.Amazonで購入しました。
スタンダードを選択したので、送料込み2,000円ちょっとでした。

国内でも既に発売されています。

実際にあった事件「ベンガジ」でのテロ組織とC.I.A、彼らを守る秘密部隊G.R.Sの攻防を映画化しています。
「アメリカン・スナイパー」「ローン・サバイバー」と同様の映画です。

この作品では、プロデューサーの「事実が歪んでしまっては意味がないので、事実を描いた」という意思がっ徹底されていて、マイケル・ベイ監督もいつものような作風とは違い、真摯な作品になっています。

U.K版では15歳以上の視聴制限がついていますが、国内版ではどうなんでしょう。
戦闘シーンでは、リアルな描写であるため、「損傷」なども描かれています。

本当の戦争とは、どういうものなのか
ドキュメントを見ているようです。

現地にはアメリカ軍に協力的な民兵組織もあるのですが
誰が敵なのか、味方なのか、混沌としています。

以下、アマゾンの商品説明より
「リビアのベンガジ、米国領事館からさほど遠くない場所に、
秘密裡に設置されたCIAの拠点「アネックス」に軍事組織GRSの6人の警備兵が派遣された。

2012年の9月11日、その夜は、在リビア大使のクリストファー・スティーヴンスがベンガジに滞在している、
というだけでなく、特別に重い意味を持つ日付となった。
夜の10時になろうかという時、それまで静かだった領事館の周囲に、どこからともなく群集が集結し、
しばらくもみ合ったあとその内の誰かが、自動小銃を発射しだした。
その群衆の目的は、火器による領事館の襲撃だった。
そしてゲートに殺到すると同時に塀をも乗り越え、ほとんど反撃される事もないまま、
領事館を制圧してしまうばかりか、内部の人間を襲撃し始めた。

救援要請はアネックスでも傍受され、警備兵のメンバーは当然、
真っ先に駆けつける役目と思っていたが、彼らに対する命令は待機であった。
アネックスの任務はすべて極秘、GRSメンバーもまた、本来そこに居てはいけない軍隊だった。
しかし、領事館を取り巻く情勢はさらに緊迫度合を高め、ついに6人のGRSメンバーは、彼ら自身の任意により救援活動を開始した。
一切のバックアップがない状態での戦いに。それが、凄惨なあの13時間のはじまりだった・・・」

映画冒頭から、不穏な気配が漂います。

タリバン政権崩壊後、現地に大量のロシア製武器が放置され
それらが闇市で公然と一般市民に販売されています。

派兵された隊員が空港から拠点へ移動する際にも小競り合いが生じます。
こうした出来事も、「戦地」ではなく、ごく普通の住宅街での出来事です。

そして、9月11日。
領事館への襲撃が始まり、さらには現地部隊GRSへの襲撃も。

この間の時間経過が史実に基づいていて、よくある戦争映画のように
戦闘に継ぐ戦闘ではなく、一旦襲撃も収まり
しかし、なせ彼らは撤退していったのか?の謎を残し
さらなる襲撃を予感させる時間経過が描かれています。
その間も、敵か味方かわからない車両が基地拠点近くを通ったり
不穏な空気はいっそう深くなっていきます。

そのあたりの描写がよりいっそう映画に引き込みます。
マイケル・ベイによる映像も緩急があり、緊迫の時間を映し出していきます。

そして、事態は拠点への襲撃へと・・・。

テロ組織にはRGPなども流れており、激しい戦闘となります。
スマホによるGPSでの位置確認で迫撃砲の攻撃にさらされ
一気に形勢不利に・・・。


テロ組織による戦争行為の無意味さ。
犠牲になるアメリカ兵や一般市民。
そして、テロ組織に参加している者の残された家族の悲しみ。
それらが随所にちりばめられていて胸が痛くなります。

著名な俳優を採用していないので、先入観なく映画に入り込ました。
しかしながら、演技力はぴかいち。
やはりハリウッドの奥深さが垣間見えます。

メイキングディスクでは、いつもながらのマイケル・ベイ監督のやんちゃぶりを見ることができます。

事実を伝える。

映画としても1級の出来です。
ドルビーアトモス仕様です。(国内版も)

 


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